事業内容


 創薬ターゲットの中心であるガレクチンは、βガラクトシド構造を認識する動物レクチン(糖結合蛋白質)の総称で、現在、哺乳動物ではガレクチン1から14までが知られています。当社は、ガレクチンファミリーのなかで特にガレクチン9の機能に着目して事業展開を進めています。ガレクチン9の主な機能は、

  ●癌細胞のアポトーシス
  ●癌細胞の凝集促進
  ●癌細胞の細胞外マトリックスへの接着阻害
  ●エフェクター細胞の動員
  ●過剰な免疫反応のもととなるリンパ球のアポトーシス誘導

であり、これらの研究データから、ガレクチン9は免疫系の調節因子として、癌のみならず、自己免疫疾患を含む炎症性疾患、アレルギーなどとも深い関わりがあり、ガレクチンによる生得免疫の調節により、人間が本来持つ自己治癒力を最大限に生かすことで、副作用を伴わない難治性疾患の治療薬等の研究開発を進めています。
 当社は、ガレクチン9を中心とした糖鎖結合タンパク質を研究開発ターゲットとし、糖鎖結合タンパク質が関与する疾患においてそのタンパク質の各疾患における機能解析、創薬候補物質の同定及び最適化、動物モデルによる薬効試験、薬物動態試験、必要最小限の毒性試験までを中心に進めます。これらの、基礎研究及び創薬研究までが現状の当社の事業領域です。しかし、資金的自由度が整い、社内のリソースが整備されれば、当社にて開発(前臨床試験・臨床試験)を進め、プロジェクトの価値を出来るだけ高めた後に製薬企業との提携をはかることにより企業価値の最大化を図ることにしています。